クラウンブレード分析1 デッキ概要

最近巷で話題となっているクラウンブレード。

その強さは、『クラッシュ・オブ・リべリオン』で登場した新カード《Emトリック・クラウン》と《H・C サウザンド・ブレード》の2枚だけで完結する非常に簡潔なところにある。

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 この“クラブレコンボ”がどういうものか解説すると、墓地に《H・C サウザンド・ブレード》が存在する状態で《Emトリック・クラウン》の墓地に送られた場合の1000ダメージ受けての自己再生効果を発動することでサウザンド・ブレードの蘇生条件も満たし、即座にフィールドに二体のレベル4を揃えることができるというもの。

このコンボが優秀なのはトリック・クラウンがあらゆる領域から墓地に送られるたびにランク4エクシーズを出す条件が整うところであり、このコンボからX召喚したモンスターが相手ターンに除去されても、再び墓地に送られたトリック・クラウンの自己再生効果からサウザンド・ブレード蘇生という流れに持っていけるところも優秀で、《Emトリック・クラウン》《H・C サウザンド・ブレード》の二枚だけで毎ターンランク4を量産できてしまうというのが一番の強み。

 

さらにこのコンボは《ラヴァルバル・チェイン》やサポートカードを絡めることで非常に狙いやすくなるのもポイントで、

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《Emトリック・クラウン》《H・C サウザンド・ブレード》のどちらか一方をX素材に《ラヴァルバル・チェイン》をX召喚できれば、チェイン効果でもう片方を墓地に落とすことで即座に“クラブレコンボ”の条件を満たしさらなるランク4の展開もできる。

また、このデッキでは多くの派生が存在するが、一般的なサポートとして、「魔装」ギミックを利用している。このカテゴリのうち、以下の二枚のカードを使用し、展開・キル速度を高めている。

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《召魔装着》から《魔装戦士 ドラゴディウス》をリクルートすることでレベル4の展開力アップを狙えるのはもちろん、《召魔装着》の手札を一枚捨てるコストもこのデッキではキーカードのトリック・クラウン、サウザンド・ブレードを手札から能動的に墓地に送れる手段になり、ダメージジャグラーを送ることで速度は遅いがトリック。クラウンをサーチすることもできる。また、ドラゴディウスの破壊された場合のモンスター効果もこのデッキとは種族の関係上すこぶる相性が良い。

 【一般的な動き】

ここでは、クラウンブレードの一般的な展開パターンについて記述する。

このデッキの展開目的は、「墓地にサウザンド・ブレード・トリッククラウンが墓地に送れる状況」に持っていくところである。そのための準備としてサウザンドorクラウンを使ってチェイン+プトレマイオスを初手で作る事が多い。サウザンド(クラウン)素材でチェイン効果、クラウン(サウザンド)落としてクラブレ→プトレの流れが基本。

この展開は、フォトスラ・ブリキンギョ・カゲトカゲ等+サウザンドorクラウンがあれば作ることができる。また、プトレから出てくるプレアデスの存在から、返しのターンでプレアデス効果をトリガーに再びクラウンブレードの形を作られる場合が多く、ただ返すだけでなく、その後の展開においてもプトレやシャイニングの存在を頭に入れてプレイングを行う必要がある。

このターンでチェインやプレアデスを除去できなかった場合、その次のターンで、

チェイン効果ダメージジャグラー落としダメージジャグラー効果ハットトリッカ-サーチでss、サウザンドクラウンハットトリッカーでプトレ、プトレ効果でノヴァインフィニティ→クラウンブレード

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18+25+13+0+25=81でワンキルが成立する。気を付けましょう。

この、少ないリソースで強い盤面を作ることができ、持久力にも優れている点がこのデッキの強い点であるといえる。

一般的な展開は以上である。

次回の更新では、このデッキの派生について簡単に紹介し、それぞれのデッキタイプの特徴や簡単な対策について述べる予定である。

ADSの更新が終わったら続きを書く予定。