デッキ解説:EMEm(基本編)

大会:2015/12/19 

結果:優勝

 

皆さんお久しぶりです。

 

今回第20回のポテト杯が開催されたのでその結果を踏まえ、久々に記事を書いてみようと思います。

今回使用したのはEMEmというデッキです。

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以下動きの解説です。

 

 今回使用したのは「EM(エンタメイト)」と「Em(エンタメイジ)」というどちらもアニメに出てくるキャラクターが使用しているテーマを組み合わせたものです。

これだけ聞くとファンデッキかなと思いますがやってることはガチデッキのそれです。

いくつかの基本的な動きを紹介した後、構築に関する解説に移ろうと思います。

 

<基本ムーブⅠ>

竜剣士ラスターP+Emヒグルミ

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ご存知の方も多いであろうコンボです。

ヒグルミのモンスター効果はPゾーンで破壊されても発動するので

 

Pゾーンにラスターヒグルミをセッティング→ラスター効果発動→ヒグルミを破壊してサーチ→ヒグルミ効果発動→デッキからEmを特殊召喚

 

という流れになります。

最終的にPゾーンにスケール5のラスター、場に1体のEm、手札にもう1枚のヒグルミが残ります。

単純に見てもアド+1ですね。おかしい。

ゼピュロスが絡むとそれをもう1回ってことになります。

 

<基本ムーブⅡ>

EMドクロバットジョーカー+EMモンキーボード+EMリザードロー

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手札に2枚必要なムーブⅠとは違い、こちらはドクロかモンキーのうち1枚でもあれば可能な動きです。

 

①ドクロ始動

ドクロNS効果→モンキーサーチ→モンキーをセッティング効果→リザードローサーチ→リザードローセッティング→スケール1-6でP召喚→リザードロー効果1ドロー

 

②モンキー始動

モンキーをセッティング効果→ドクロサーチ→ドクロNS効果→リザードローサーチ→以下①と同じ

 

このように通常召喚とP召喚の権利を使うものの、1枚から展開しつつ1ドローもついてきます。

初手よりもエクストラにPモンスターが溜まってくる中盤以降に強い動きです。

追い込まれても1枚から返せるのもこのデッキの強みといえます。

 

<基本ムーブⅢ>

EMギタートル+EMモンキーボード+EMペンデュラム・マジシャン+α

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これは3枚使う上に他のカードとの噛み合いが重要になってきますが、爆発力はムーブⅡと比べると段違いです。

手順としては

 

タートルセッティング→モンキーセッティング時タートル効果1ドロー→モンキー効果ペンマジサーチ→スケール1-6でペンマジを含めたP召喚―☆

 

☆ここで何を一緒にP召喚するかで変わってきますが、ここは例としてエクストラにあったヒグルミ1体とペンマジとで2体のP召喚を行ったとします

 

ペンマジSS時効果対象モンキー&ヒグルミでドクロ+モンキーサーチ→ヒグルミ効果デッキor手札からEmを特殊召喚→ドクロNS効果→リザードローサーチ→リザードローセッティング後効果発動で1ドロー

 

という仕組みです。

最終的には

 

Pゾーン ギタートル(スケール6)

場 ペンマジ+ドクロ+Em

手札 モンキー+2枚(ギタートル&リザードロー効果分)

EXデッキ モンキー、ヒグルミ、リザードロー

 

という状態になります。

レベル4モンスターが3体・・・来るぞ遊馬!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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この状態で何もできずにターンを返すと

 

手札のモンキー発動→ギタートル効果1ドロー→モンキー効果ペンマジサーチ・・・

 

というように前のターンとほぼ同じ動きをされます。

前ターンで手札とEXデッキが潤っている分、多くの場合はゲームセットまで動かれるでしょう(経験談)

もちろんカードの噛み合いで細部の動きは異なってきますが、基本的には☆の部分で何を出すかに依拠します。

ひっくり返されても次のターンにモンキーからムーブⅡができるので、攻守において万能な動きであるといえます。

 

EMEmはこのように必要枚数の少ない動きを活かした手数の多さ、爆発力で戦うデッキです。

エクシーズをしなくても普通にモンスターを並べた打点だけで削り切れてしまうことも少なくありません。

もちろんエクシーズをした方が突破力も封殺力も上がるのですがエクシーズとPモンスターというのは個人的に相性最悪の組み合わせだと思っているのであえてしない場合もあります。

 

有利な状況にルーラーなどで蓋をしたうえ、第二波まで構えられてしまう強さがゆえにCSなどの大会で多々使用され、結果を残すと同時に多くのデュエリストからのヘイトを集めてしまいました。

今回のKONAMIの規制は残念だが当然の結末といえるでしょう。

 

長くなってしまったので構築の解説とは記事を分けようと思います。

ご精読ありがとうございました。