入門影霊衣概論

この記事は「ネクロスってよく聞くけど、実際どんな動きするの?」というネクロス初学者向けに書いていこうと思います。

今回は基本的な動きの解説に留めておくつもりなのでwikiなんかに書いている内容と被る部分も多少ありますがご容赦ください。

 

ネクロスというテーマはリチュアなどと同様に儀式召喚を中心に戦っていきます。

本来であれば儀式召喚には

1.出したい儀式モンスター

2.対応する儀式魔法

3.リソースとなるモンスター(場合によっては複数

の最低3枚が必要となります。

したがって、儀式召喚は3枚の消費に対して盤面に供給できるのは1枚なのでアドバンテージを失いながら行うことになるという欠点を抱えています。

 

ですが、ネクロスはそれらの欠点を克服した儀式テーマなのです。

属するモンスターの大半が手札誘発効果を兼ね備えているため腐りにくく、儀式魔法カードはそれぞれが儀式召喚におけるディスアドバンテージを減らす効果を持ちます。

これらによって儀式主体のテーマながら非常に安定性があり、一時期は「隣の芝は青い:影霊衣が環境を支配しているさま」という慣用句が生まれるほどでした。

 

ネクロスの強みはなんといってもその安定性なのですが、今回はその安定性を支えるカードたちを中心に紹介していきます。

儀式モンスターカード

ネクロスには現在レベル3~11の儀式モンスターが存在します。

その特徴として

  • それぞれが場に出た時と手札にあるときと2つの効果を持つ
  • レベルが3の倍数は戦士族、5の倍数はドラゴン族、それ以外は魔法使い族
  • レベル5以上は出したいモンスターと同名のカードをリリースできない、レベル7以上はそれに加えてもともとのレベルと同じレベルのモンスター1体のリリースでは場に出すことができないという制約を持つ
  • (何らかのシンクロモンスターをモチーフにしている)

これらが挙げられます。

その中でも安定性という点では「ブリューナクの影霊衣」と「クラウソラスの影霊衣」が秀でているといえるでしょう。

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どちらも直接的に儀式モンスターカードや儀式魔法カード(以下まとめて儀式関連カード)をサーチすることができます。

手札や盤面からその状況にあったものを持ってこられるのは非常に便利で、ブリューナクに関しては現在制限カードになっています。

クリフォートは人生の1/10の純情な感情を支払ってサーチするのに対し、ネクロスは若者が身投げをすることで後続の繁栄を願うのです。クリフォート許すまじ。

直接的ではないのですが「ヴァルキュルスの影霊衣」も安定性において優秀な効果を持っています。

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最近の学会の発表では、世の中には「ヴァルキュルスの影霊衣が嫌いか、そうでないか」という2種類の人間がおり、前者はネクロスとの対戦経験がある人で後者はネクロスとの対戦経験がない人だといわれています。

①の効果は超電磁タートルと似たものでその強さはお墨付きだと思うのですが、真に注目すべきは②の効果なのです。

これについてはネクロスの展開に深くかかわってくるため、内容を煩雑にする上に初学者の範囲を逸脱していると考え、次回以降の記事に回したいと思います。めんどくさいっていうのは内緒

 

非儀式モンスターカード

これについては現状6種類のカードが存在しますが、今回はその中でも「影霊衣の術士 シュリット」を取り上げたいと思います。

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これは「ヴィジョン・リチュア」のように儀式のリソースを1枚で済ませてしまう上に、効果でリリース(手札or場から)された際に戦士族の「影霊衣」儀式モンスター(すなわち上述の2枚+トリシューラの影霊衣)を持ってくることができます。

また、影霊衣の降魔鏡などで墓地からリソースとなる場合にもこれ1枚で済む(サーチ効果は発動しない)ため、降魔鏡を絡めて2回儀式を行う際には非常に胡散臭い動きができるようになります。

儀式魔法カード

現在は「影霊衣の降魔鏡」「影霊衣の万華鏡」「影霊衣の反魂術」の3種類が存在します。

降魔鏡は墓地の影霊衣モンスターを、万華鏡はエクストラデッキのモンスターをリソースとして「手札の儀式モンスター」を特殊召喚でき、反魂術は通常の儀式と同じように手札または場からモンスターをリリースすることで「墓地の儀式モンスター」を場に出すことができます。

また、それぞれの共通効果としてコナミの魔法の言葉『「ドウメイカード」ノコウカハ1ターンニ1ドシカハツドウデキナイ』と、「墓地のこのカードと影霊衣カード1枚を除外してデッキから影霊衣儀式魔法カードをサーチする」という効果を持ちます。

後者の存在もまた、ネクロスの安定性を高めるのに一役買っています。

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儀式サポートカード

これには「センジュ・ゴッド」や「マンジュ・ゴッド」、「儀式の準備」などが挙げられます。

センジュは召喚、反転召喚時に儀式モンスターをサーチ、マンジュは儀式モンスターまたは儀式魔法をサーチと完全上位(下位)互換の関係になっております。

このほかに儀式魔法のみをサーチする「ソニック・バード」もありますが、影霊衣儀式魔法はそれ自体が次を持ってこられることから採用されることは少ないです。

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   /腕の数が違うのだよ、腕の数が!\

 

また、儀式の準備は場合によっては発動するのアド+1という強欲な壺チックなカードです。

主にサーチするのはブリューナクかグングニールです。クラウソラスはシュリットからもサーチできるため手札に1枚はあることが多く、これを使ってまで持ってくることは少ないです。

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?「儀式の準備?序盤、中盤、終盤、いつ引いても強いと思うよ。だけど・・・これは制限だよ。え~、ねくろ、影霊衣たちが躍動する俺のデュエルを皆さんに見せたいね。」

 

 

 

 

 

 

 

 

以上がネクロスの基本事項です。

具体的な動きや型のと対策カードの紹介、登場時からの変遷やDT世界というバックストーリーの考察など書けることはまだまだありますが、今回はここまでを入門影霊衣概論として終えようと思います。